製品情報
漁港設備の長寿命化対策工法
特徴及び適用範囲
- プレキャストコンクリート製残置型枠工法は、コンクリート製の重力式係船(岸壁・物揚場)または同様の構造物となる既存施設におけて、施設性能の維持・改善または向上のために実施される水中コンクリートによる「腹付け工」を、プレキャスト残置型枠を構造物の一部とする工法です。
- 安全性・計画性の確保
・残置型枠工法は1段毎の施工が可能で閉鎖性が解消され、非常時の退避行動が速やかに取れます。
・残置型枠自体が自立式であるため、海中での作業を安全に行うことが可能です。
・気象海象条件に左右され易い海上工事の計画性の確保が可能です。
- 経済性・施工性の向上
・閉鎖空間が無いため作業効率の向上により工期短縮が図れます。
・製品重量が軽量のため小型重機による施工が可能です。
・従来工法では、腹付け幅を潜水作業スペースとして最 低 1.0 m以上を必要として安定計算値以上で設計される ケースがありましたが、閉鎖空間を必要としない残置型 枠工法では安定計算値通りの腹付け幅で設計ができ、コ
ンクリート量の軽減を図ることができます。
- 資機材調達の簡易性
・段階施工のため、生コンの確保が容易かつ施工性が良好で、漁港工事の小規模打設が可能となります。
・段階施工分の資材搬入で済み、ヤード面積の低減及びヤード計画が容易となります。
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