※使用用途に応じて材料の混合する割合(粒径)を調整します。
※リサイクル素材(自然素材)を利用しているため環境に配慮されていることはもちろんのこと、施工後も有害な物質等は発生しません。
※廃材の処理は通常の土砂と同様に処理できます。
園庭は、これまで“土”のグランドが一般でした。近年“芝生”で整備する園が増えてきています。園庭を芝生化することにより、
子どもたちの生育や周辺環境に対して様々なメリットがあります。文部科学省としても、その整備推進を図っています。
教育上の効果
- ・たくさん転んでもへっちゃら
- 子どもたちが転んでもケガをしにくくなります。ふわふわした芝生の上ですので、衝撃を和らげてくれます。
- ・みんなで元気に
- 子どもたちが活発に屋外で活動するようになり、体力向上に効果的です。また環境教育の生きた教材として活用できます。
環境保全上の効果
- ・土や砂が散らない
- 土・砂埃の飛散による健康面や周辺住宅への害、グランドのぬかるみ化、土砂の流出を防ぎます。
- ・地球にやさしい
-
太陽エネルギーを芝生が吸収し、芝生は体内に蓄えた水を蒸散、気温の上昇を抑えます。
これによりヒートアイランド現象を軽減し、温暖化を抑制します。
「カオスソイル」は、従来から芝生の客土として使っているものと変わりません。違いは「カオスソイル」が持つ粒度分布にあります。シルトから礫まで偏ることなく分布している土であることが路盤材としての条件であり、単粒度の砕石や砂は締固めしても固化しません。しかし、粒度の揃っている土壌は保水力・保肥力に劣るため、植生の基盤としては不向きです。路盤として適度な強度があり、根が伸長できる軟らかさがある基盤。この相反する条件をクリアしたのが「カオスソイル」です。
「カオスソイル」は、土壌の粒度を調整し、中間部分を削除することで固化しない土壌を生み出し、根の生育に必要な保水・保肥には無機物と有機物・肥料を加えることで実現し、かつ良好な透水性を維持したまま、路盤としての性能を実現したものであります。
- カオスソイル写真
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カオスソイルの品質
礫分 74.9% / 砂分 13.1%
粘土・シルト分 / 12.0% 透水係数 6.32×10cm/s
CBR 29.7% / pHl 6.5~7.5
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路盤上にカオスソイルを
15cm厚で敷均し重機で転圧 -
カオスソイルの基盤に直接芝生を施工 -
施工後1年の様子。生育は良好。
「ナチュラルグラウンド」の特徴
- ・石灰系固化材の使用により、六価クロム汚染の心配がない
- ・強度に優れ、表面のすり減りが少ない。(2tダンプ程度なら普通に通行可)
- ・リサイクル素材を多く使用
- ・透水力・保水力があるので、ヒートアイランド防止に役立つ
- ・汚染物質がないので、廃棄時には残土として処分できる
- ・均一な断面構造となるので、削れていかない
「ナチュラルグラウンド」性能特性
- 土の一軸圧縮試験
- qu = 1112.0kN/m3
- 含水比
- 15.4%
- 土の透水試験
- 3.76×10-4cm/s
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ナチュラルグラウンド表面 -
優れた耐摩耗性
「ナチュラルグラウンド」施工手順
ミネラルオーシャンの特徴
- 硝酸塩還元菌の増殖を抑制し、有害な硫化水素の発生を抑制します。
- 有毒アオコに即効的な凝集沈降剤としての効果があります。
- 底泥中の体積有機物の分解を促進します。
- リン酸塩の固定能力が高く、藻類の異常発生を抑制し、ぬめりを除去します。
- 天然の海水から抽出した自然にやさしい、生物に安全な製品です。
- 魚介類の生息する釣堀・池・湖沼などに直接散布することができます。
- ミネラルオーシャンAは、天然の石灰石を1,100℃前後で構成した生石灰を石灰乳とし、海水に添加し海水中のマグネシウムをはじめ微量ミネラル分を濃縮し、塩分を除去して作られたものです。
- 水酸化マグネシウムMg(OH)2が主成分の弱アルカリ性で、アオコを即効的に凝集沈降させます。
- ミネラルオーシャンSは、海水と生石灰との反応によって生成した水酸化マグネシウムを精製・濃縮、脱水、乾燥、仮焼、焼成キルンで高温焼成(1800℃以上)したものです。
- 酸化マグネシウムMgOが主成分で、その水溶液は弱アルカリ性です。
- プール・釣堀・人工池・湖沼・ため池などに散布することにより藻類、ぬめり、悪臭、スカム、硫化水素の発生を抑えます。
- 嫌気性細菌の活動が抑制されることにより、好気性細菌の活動が活発になり汚泥の分解が促進し、浄化が進行します。
アオコの陰イオンと改善剤の陽イオンを付着結合させて、その比重増加により水底へ沈降させます。
沈降物は、水底のバクテリアの働きにより自然分解させます。
改善前
改善後
下水管内やビルピットへミネラルオーシャンを投入することで、管内水域又は底面残存物のPHを弱アルカリに調整します。その結果、硫酸塩還元菌の働きを抑制し、硫化水素等の有毒物質の発生そのものを抑えることができます。